はじめに
今回はお客様からよくある質問に応えていきたいと思います。
日々アンテナ工事をしていく中で、お客様からこのようなお声をいただく事があります。
「家にアンテナをつけたくないんだけど・・」
「アンテナ無しでもテレビって見られる?」
しかし、テレビ放送は有線設備のため、一般的にアンテナが欠かせません。
アンテナは電波塔から送られてきたテレビ局の電波を受信したあと、テレビに流れる電気信号、そして映像を映し出すための走査線に変換する役割を担っているためです。
一方で、光回線をはじめとする通信設備の進化に伴い、テレビアンテナを設置せずにテレビを視聴する方法が一般的になってきました。
そこで、本記事では、テレビアンテナ無しでテレビを視聴する方法を解説したあと、戸建てとマンションのアンテナ設備の違いについて解説します。
また、戸建てでテレビを視聴する方法についても触れるため、ぜひ参考にしてください。
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戸建てでもテレビアンテナ無しでもテレビは視聴できる
結論からいうと、戸建てでもアンテナ無しでテレビの視聴ができます。
テレビアンテナ無しでのテレビの主な視聴方法は、次の3つです。
テレビの主な視聴方法
・ケーブルテレビ
・光回線
・ポータブルテレビを利用したワンセグ・フルセグの視聴
ここからは、3つの視聴方法について、解説します。
ケーブルテレビ
ケーブルテレビは、光ファイバーケーブルと同軸ケーブルで構成される有線のケーブルテレビ網を使い、地上波放送や衛星放送を各家庭のテレビに届けるサービスです。
「インターネットの回線速度が遅い」「視聴にSTB(ケーブルトップボックス)と呼ばれる専用機器が使用するテレビ1台ごとに必要」といったデメリットを抱える一方、悪天候による影響を受けることなく、豊富な映像サービスを視聴できるメリットを持っています。
また、光回線テレビサービスと比べると、使用開始までの期間が短いのも魅力の1つといえるでしょう。
総務省地域放送推進室によれば、2021年3月末時点で、ケーブルテレビの加入世帯数は、対前年比0.7%増の約3238万世帯に上っています。
光回線
光回線は、光ファイバーと呼ばれる光学繊維を利用してデータを送受信する通信回線のことです。NTT東日本・NTT西日本などの固定回線会社や、UQコミュニケーションズなどのモバイル回線業者がサービスを提供しています。
光回線の最大のメリットは、通信速度が速いことです。
通信速度は、毎秒10億ビットのデータを伝送できる最大1Gbpsであり、電話回線を利用したADSL(非対称デジタル加入線)の20倍に上ります。
また、光回線は専用のチューナーを利用するため、悪天候の影響を受けにくく、回線が安定しているのも特長の1つです。
ニーズの高さから回線開通までに時間を要するデメリットがありますが、デメリットをしのぐメリットを持つ通信サービスだといえるでしょう。
ICT市場調査コンサルティングのMM総研によれば、2021年3月末時点の光回線サービスの契約数は前年同期比5.9%増の3501万件となっています。
ポータブルテレビを利用したワンセグ・フルセグの視聴
持ち運び可能な小型テレビであるポータブルテレビはワンセグやフルセグに対応しており、アンテナ無しでのテレビ視聴が可能です。
ポータブルテレビは搭載するワイヤレスチューナーで無線通信を行い視聴できるチューナー内蔵と、内蔵の専用チューナーとアンテナケーブルを有線接続して視聴できるアンテナ内蔵の2種類があります。
電波が強い環境での使用が推奨されるデメリットがありますが、持ち運びが簡単で、外出時に持参して視聴できるのも特長です。
戸建てとマンションのアンテナ設備の違い
アンテナ設備は、マンションが元から設備が付いている一方、戸建てがアンテナを個人で設置してテレビの視聴環境を整える必要がある点で異なります。
たとえば、マンションは家主が賃貸物件を運営する前段階で、屋上に共用アンテナを整備し、電波を各住戸に分配する方式を整えます。当然、各住戸のテレビコンセントに供給されるまでの混合器やブースター、分岐分波器といった設備も、居住者が整備する必要もありません。
一方、注文住宅や建売住宅といった種別に問わず、戸建ては、マンションなどの集合賃貸物件と異なり、入居者がアンテナを整備しなければなりません。基本的に中古住宅を除くと、アンテナが設置されていない状態がデフォルトです。
それを踏まえ、入居者は、魚の骨の形をした八木アンテナや、壁面に取り付けるデザインアンテナなどを外部業者に依頼して設置します。
戸建てでテレビを視聴するためには?
戸建てでテレビを視聴するための方法は、次の3つです。
戸建てでのTV視聴方法
・アンテナを設置する
・ケーブルテレビに加入する
・光回線に入る
ここからは、それぞれの視聴方法について解説します。
アンテナを設置する
アンテナを設置する場合の流れは、次の通りです。
アンテナ設置までの流れ
1.視聴したい番組・チャンネルを決める
2.希望する番組・チャンネルに合わせてアンテナを決める
3.業者へアンテナ工事を依頼する
4.テレビと室内のテレビ端子にケーブルをつなぐ
アンテナは、地デジ用とBS・CS用の2通りがあり、BS・CSが映らない場合は新たに工事しなければなりません。
業者へアンテナ工事を依頼する段階は新築の場合、マストです。中古住宅は既存のアンテナが付いている場合もあるため、確認しましょう。
アンテナ取り付けに関してわからない事がございましたらお気軽にプロにご相談ください。
ケーブルテレビに加入する
ケーブルテレビに加入する流れは次の通りです。
ケーブルテレビ加入までの流れ
1.契約会社を選択
2.契約プランを選択
3.申し込み
4.工事の実施
契約するケーブルテレビ会社は地域によって固定されています。契約プランの確認と合わせて、転居前にホームページで調べておくとよいでしょう。
申し込み後は、テレビ会社の営業社員などによる現地調査の有無や工事内容の説明のほか、半日程度の工事があります。
光回線に入る
光回線に入る流れは次の通りです。
光回線加入までの流れ
- 回線の種類を選ぶ
- プランを選ぶ
- 工事の申し込みをする
- 工事を実施する
光回線の種類は、フレッツ光と「eo光」(関西)など住んでいる地域の光回線、携帯会社の光回線の3つです。初期費用や加入後の視聴番組数などを踏まえて選択するとよいでしょう。
工事の申し込み後は、半日程度の工事があります。工期自体は短いものの、光回線は昨今の加入者増の傾向により、工事に着手するまでに遅れる地域もあるため、早めに申し込みをするとよいでしょう。
戸建てのアンテナ工事を依頼する際におすすめなのは?
アンテナ工事の依頼先はハウスメーカーやリフォーム会社など、多種多様ですが、おすすめなのは、アンテナ工事会社です。
アンテナ工事会社は、専業でアンテナ工事を手掛けているため、知識や経験に長けています。このため、八木式アンテナに限らず、外観の邪魔をしないデザインアンテナなど、設置に専門性を必要とするアンテナの設置を得意とする業務も少なくありません。
料金も住宅メーカーや家電量販店と比べて抑えられる場合もあり、アンテナ工事に質と価格の両方を求める方にとって、最適な業者といえるでしょう。
実際にアンテナ工事会社へ依頼する際は、電話連絡のほか、ホームページ上の問い合わせやメールでも問題ありません。
弊社では定額で安心!追加費用は一切無し!をモットーに経営しておりますので、その他の料金設定が気になる方は是非一度こちらのページをご覧下さい。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は「戸建てでもアンテナ無しでテレビが見れるか」をテーマに記事を書かせていただきました。
「アンテナ工事はどこに依頼しても同じ」と思うかもしれませんが、実際は、高所で安全に作業するための特殊訓練を施されているかどうかなど、業者によって作業員の技術は異なります。
この点、優れた技術を持つ作業員をそなえるアンテナ工事会社が、テレビのアンテナ工事で、競合他社と比べて長けているといえるでしょう。
これを踏まえ、テレビのアンテナ工事でお困りの方は、定額アンテナまでお声がけいただけますと幸いです。